春日井のみどころ

色んな噂があるけど実際どうなの?ちょっと怖い定光寺駅周辺に迫る

春日井市の定光寺駅はがけっぷちにある廃墟の心霊スポットとして有名ですが、もともと旅館があったところで観光地でもあります。駅近スポットは愛知高原国定公園にも指定されているほどの景勝地でもあり、東海自然歩道もあり散策を楽しめる場所です。

定光寺駅周辺の紅葉と桜が見どころです

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定光寺公園と定光寺の紅葉と桜は見事で花見スポットとしても有名ですが、駅から徒歩20分ほどのところにあります。定光寺駅周辺も断崖絶壁になってはいますが、廃墟ホテルの裏が東海自然歩道となっており、紅葉のきれいな穴場スポットです。色づく木々と静寂とが神秘的な雰囲気を醸し出しており、年に2度公開される愛岐トンネルから眺める景色も絶景です。定光寺駅の目の前を流れている玉野川を隔てて春日井市と瀬戸市に分かれます。公園と寺社は瀬戸市、駅は春日井市になります。春や秋の晴れた日には散策やウオーキングを楽しむのに最適な距離となっています。お寺の境内には高台の展望台があり、名古屋市中心部を見渡すことができます。徳川義直公の菩提寺でもあるお寺は歴史と文化を感じさせてくれますし、もみじまつりや瀬戸焼のミュージアムなどが開催され、イベントを楽しむこともできます。愛岐トンネル群は旧国鉄中央線の廃墟跡で3キロほど続きます。鉄道好きの人にとって興味深いトンネルですし、竹林や三四五(みよい)のもみじのシンボルツリーや子供用のブランコ、広場ステージでのパフォーマンスなどイベントも開催されていて飽きないハイキングコースとなっています。

玉野園地展望台で山並みの景色を眺めてみる

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定光寺駅から南へ500メートルほどいったところが東海自然歩道の玉野園地の入り口となっており、山並みの景色を楽しむことができます。園地のまわりは5月にはつつじが、秋には紅葉が鮮やかで花見のスポットとなります。地元の人のハイキングコースにもなっています。
北へ向かって歩くと弥勒山や道樹山へつながり、さらに進むと内津峠、そして西尾峠までの14.4キロコース、犬山の入鹿地までいくと8時間かかるといわれています。御嶽神社の鳥居があり、フリークライミングのレッスンができる岩場もあり、手つかずの自然を目の当たりにしてその迫力に圧倒されます。駅前にある玉野堰堤の川の水のマイナスイオンを浴びてから、玉野神社の敷地である玉野園までたどり着くには歩きやすいように道が整備されているとはいえ、かなりのハードワークとなります。弥勒山の展望台とは違い、玉野園地には展望台とよべるほどの高さも、公園と呼べるほどの遊具もありませんが、山奥の神社に参拝するというめったにできないご利益のある行為が可能となり、普段の運動不足も解消できます。桜も紅葉も楽しむことができ、寺社や公園と違って混雑しない隠れ家スポットといえます。

避暑地として玉野川渓谷へ

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定光寺駅から徒歩7分のところにある玉野川渓谷も散策におすすめです。ハイキングやウオーキングには寺社や公園のほうがおすすめですが、玉野川渓谷はモミジや桜が水面に映えて、紅葉の季節も桜の季節も涼やかで静謐な気持ちにさせてくれる場所です。駅から近くて人ごみが少なく、眺望がすばらしいという最高のスポットです。寂れた雰囲気も風流を感じさせてくれます。夏は特に涼しく、避暑地としても最適です。
名古屋市内を流れる庄野川の上流で古くから玉野川と呼ばれています。玉野川渓谷の上流側を古虎渓、下流側を定光寺渓と呼び、川沿いに色とりどりの樹木が美しい景観を奏でてくれます。名古屋の奥座敷として古くから親しまれており、水辺の長めの美しさには定評があります。大正13年に定光寺駅が設置されましたが、享保14年に水不足を解消するために玉野用水が開削、農業用水を供給した地主加藤助左衛門紀功碑が駅近くに建立されていることに気が付くはずです。大正10年に玉川水力電気株式会社によって水力電気の発電所が設置され、玉野発電所として現在も中部電力が引き継いでいます。玉野堰堤、玉野用水、玉野発電所は春日井市の都市景観形成建築物に指定されています。

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