春日井の豆知識

知らなかった!春日井市のサボテンは全国シェアの8割を誇っていた!

愛知県の春日井市には、他の地域にない特色があります。それはサボテンの栽培が日本一盛んな点です。春日井市でサボテン栽培が盛んな理由や、さらにはサボテンを使った食品類や加工品、開始されるイベントについて、詳しく紹介します。

春日井市がサボテン栽培で日本一の産地になった理由

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サボテンというと、砂漠など乾燥地帯で生息しているイメージがあります。実際サボテンは、乾燥地域でも生きながらえられるよう、内部に水分を蓄えられる仕組みを持ちます。しかし必ずしもサボテンは、乾燥地域でなければ生育できないわけではありません。日本の中でも各地に注目すれば、サボテンの存在が確認できます。その中でも日本一のサボテンのシェアを誇るのが、愛知県の春日井市です。なぜこの地でサボテン栽培が盛んに行われるようになったのか、興味深いところです。日本にサボテンがもたらされたのは約300年ほど昔です。一方で春日井市でサボテンの栽培が始められるようになったのは、昭和の時代に発生した台風による大災害が要因です。歴史に残る大きな台風災害により打撃を受けた果樹栽培農家は、新たな産業としてサボテンに注目しました。苛酷な環境でも育成できるサボテンは、この地の新しい商品として次第に認められます。それ以降、サボテン栽培を主体として事業を開始し、堅実な成功を収めています。この大きな決断は良い結果をもたらし、日本でも有数のサボテン栽培地として知名度が高いです。

サボテンを活用して加工食品やグッズ開発を展開


日本の中でも多くのサボテンを栽培する春日井市では、素材としてサボテンを出荷するだけでなく、サボテンを使った加工品製造が盛んです。代表的であるのが、サボテンを食材として利用する方法です。サボテンは、観賞用の植物としてだけでなく、食用としても利用が可能です。インパクトがあるのが、サボテンステーキです。サボテンを焼いて調理したその姿は、印象深い一品です。またサボテンは、加工次第でどのような料理にもマッチする可能性を持ちます。サボテン素材をスライスすれば、サラダにも使えます。またサボテンを煎じてのお茶としての利用も可能です。この食材はお菓子への応用もでき、春日井市では饅頭などの和菓子やアイスクリームといった洋菓子の素材として有望です。またサボテンは、その独特な風貌からキャラクター商品の開発に便利です。サボテンをモチーフにしたデザインを、雑貨に応用することで、春日井市ならではの特徴ある商品展開ができます。サボテンは、この地域の町興しにとって大きな鍵を握っています。サボテンといえば春日井市と皆が連想するようになれば、この地域の発展はさらに確実です。

春日井市のイベントで大活躍するサボテンたち


サボテンは、日本人にはあまりなじみのない植物です。日本の気候において、あまり身の回りに頻繁に群生するような植物ではありません。一方で、その見慣れない独特な形状が、人々の注目を集める力強さを秘めています。サボテンをテーマとしたイベントを開催すれば、この地域に人が集められます。春日井市では、定期的にサボテンのフェアを開催しています。人が集うためには、何らかのきっかけが必要です。そこで、サボテンをテーマとしたフェアを意欲的に開催し、地域発展のきっかけにできます。サボテンのフェアでは、育成されたサボテンの販売や体験イベント、またサボテン食品や関連グッズの販売が主です。またサボテンイベントで見逃せないのが、サボテンをモチーフとしたキャラクターの存在です。町興しの一環として各地で見られるようになったオリジナルのキャラクターは、春日井市にも存在します。コミカルなサボテンのキャラクターが、親しみある雰囲気を演出します。サボテンのフェア以外にも、地域の祭りや各種集まりで、サボテンというこの地域独特の特徴が上手くイベント内で活かされています。

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